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2014/07/13

五嶋龍&リヨン管弦楽団演奏会

昨日である7月12日、五嶋龍&フランス国立リヨン管弦楽団の演奏会に大阪はザ・シンフォニーホールへと足を運んだ。

過日は、大野和士率いるリヨン歌劇場のホフマン物語がかなり話題になっていたようだが、リヨンから二つのオケがお引っ越し公演を行いにこの日本に来ているいることがかなり興味深い。

今回のプログラムはAからFまで6プロ、岩手を皮切りに9公演もあるが実にフランス然としているようにも思う。

座席は2階GG列38番。こんな風に見える。↓ 3000円ケチると大概2階席になる。

http://www.symphonyhall.jp/hallguide/seat.php

さて、マエストロ・スラットキンさんの明るさはアメリカ気質とも云える。

大阪公演はCプロ、キャンディード序曲、スペイン交響曲、サンサーンスのオルガン付き、というメニューだが、なかなかキュートな趣き。そして、オケが、というか、木管と金管が晴れ晴れと高らかに歌っていて、ガンガンとこちらに伝わってくる。それが心地よい。

キャンデード序曲は、佐渡裕仕様と違って、ゆったりと。軽快で絃楽器ものびのびと。

そして、目玉の龍さんの登場。いつものように力入れずに悠々と。けど、スイッチが入るといつもの踏ん張り足鳴らしスタイルで。冒頭からこれもテンポが遅い。ソリストにとってはこれで歌い上げるのはキツいだろうか。けれどそんな感じは微塵もない。スペイン交響曲は結構重くて4弦が多いから、聞き手にどう伝えるのかな、と思っていたけれど、彼のスタイルの音楽が出て来て、聴いていて楽しかったし、冒頭の泥臭さもボレロとハバネラのリズムを繰り返しながら最終楽章へなだれ込むと華やかに技巧の限りを尽くし全力疾走してフィニッシュでブラボーの嵐。アンコールはなし。

休憩後は、オルガン付き。この曲、本当にかっこいい。オルガンの音がホールに満たされ、木管金管はもう張り切り、弦楽器群も後ろの雛段群には負けぬとばかり、ピアノもよく聞こえてたし、何しろシェフの棒が明確で何を言わせたいのかがよく分かる。あぁ、この曲が本日の本丸なのだ、これがリヨンの音なんだよ、と聴衆に聴かせたかったのだろうと。感激しすぎて涙出た。

これで終わりか、と思ったら、大サービスで、天国と地獄のカンカン。シェフは英語で手拍子せいと言ってる。ホール中に手拍子が鳴り響いた。アンコールが終わるとオケはさっさと解散。だらだらと一般参賀は続かない。

このコンサート、リヨンという都市は南仏だけれどイタリアにもほど近く、内陸で海はないが、南仏の蒼い蒼い海がずっと見えていた。そんな音楽があった。楽しいマチネーだった。

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