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2016/05/20

MET:蝶々夫人

ずっとお無沙汰をしてしまって、もう、5月も3分の2終わろうとしている。

先週、MET:蝶々夫人を見て来た。今年はライヴビューング10周年アニバーサリーという事で、何としたことか、パンフレットが手に入らない。もう入荷もないらしい。

さて、なぜマノン・レスコーをスルーして蝶々夫人にしたのかと言うと、昨シーズン、ボエームのミミ役のハーティックが気管支炎か何かだったか忘れたけど歌えなくてオポライスに依頼が回ってきた、彼女は蝶々夫人をうたい上げた、その12時間後にボエームを歌ったのであった。そのオポライスの蝶々さんを見たかった、それに尽きる。

故ミンゲラ氏の演出は、とてもシンプルで20枚くらいの障子の移動で歌手の移動や場面の切り替えをするという、極めて日本的なもの。10年も前にプロダクションされたものとはとても思えない。最大の驚きは生身の子供を使わず浄瑠璃人形を使用していた事だった。日本人でさえ、浄瑠璃はよく知らない人が多いと思う、自分も含めて。それを理解しているのが凄いなと思った。

オポライスの蝶々さんは、とても毅然としていて、そして、極めて女らしい一途さが滲み出ていた。目力が半端なく強い。信じて疑わない。そういう蝶々さんがいじらしく感じた。

アラーニャのピンカートンは、旅の途中の芸者を買って遊んで、米国に帰って米国人の女性と結婚してしまう、軽々しい男性である。本来はラダメスなどの英雄役が多い気がするが、若い将校の遊びのつもりの結婚と最後の苦悩を幕切れで見事に演じていた。

とても見ごたえのあった作品だった。

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